2011年8月27日土曜日

VNCサーバのインストール

VNCを導入すること、ネットワークで接続された別の機器のグラフィカル画面を利用できます。例えば、WindowsからLinuxをCUIで操作することや、オフィスでの作業をそのまま自宅で引き継ぐといった利用もできます。

実際に、CentOSにVNCサーバをインストールして、WindowsからCentOSに接続してみます。


VNCサーバ (CentOS) の設定
① VNCサーバをインストール
# yum install vnc-server

サービスの設定ファイルは、/etc/sysconfig/vncservers
サービスの制御スクリプトファイルは、/etc/init.d/vncserver

インストールした時点では、サービスの自動起動はされていないので、VNCサービスを自動起動したい場合には設定しておきましょう。
# chkconfig --level 2345 vncserver on


② VNCサーバの設定
- ディスプレイ番号とユーザの設定
VNCサーバを利用するに、どのディスプレイ番号で、どのユーザのアクセスを許可するかを設定します。

/etc/sysconfig/vncservers
VNCSERVERS=“1:user”
VNCSERVERARGS[1]=“-geometry 1024x768 -nolisten tcp -localhost"       

VNCSERVERSには、ディスプレイ番号とユーザのリストを設定します。
ディスプレイ番号は、起動するXサーバのディスプレイ番号と関連付けられています。

オプション
-name <string>       VNCクライアントで表示される表示名<string>を指定  
-geometory <width>x<height> 横<width>と縦<height>の画面
-depth <depth> 表示ピクセル<depth>の設定
-pixelformat <format> サーバが使用するpixelフォーマットの指定
-cc 3 PseudoColorを使用
-nolisten tcp TCP経由でVNCサーバにアクセスを禁止
-nohttpd WebベースのVNCクライアントの禁止
-nolocalhost リモート接続で、セキュアトンネルを利用していないものを禁止

VNCサーバとXサーバは多くのメモリを使用するので、不要なVNCサーバを起動すると、システムの利用可能なメモリを圧迫するので注意。


③ ユーザ環境の設定
VNCサーバを接続するには、接続用のパスワードが必要です。サービスの起動の前に、必ず各々のユーザでパスワードを設定しおきましょう。

# su - user
$ vncpasswd
Password:
Verify:


④ サービスの起動
# service vncserver start


VNCクライアント (Windows XP) から接続
⑤ Windows XP にVNCをインストールする 
http://whzat.dyns.net/textbook/vnc/ を参考に、WindowsへVNCをインストール

⑥ビューワを起動
サーバを指定する

WS000008-2011-08-27-09-04.JPG


⑦ VNCサーバであるCentOSのデスクトップ画面が見れることを確認

WS000009-2011-08-27-09-04.JPG


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